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間隔が空いてしまいましたが、視察の後半をレポートします。
10月17日(火)には到津(いとうづ)の森公園という動物園に、18日(水)には北九州市市民活動サポートセンターを訪れました。
●市民の要望で残った動物園の再生
昭和7年に西鉄が始めたこの動物園は年間3億円の赤字を残し、1998年に事業から撤退することが発表されると、住民から約26万人分(北九州市の人口は100万人)の存続要望や署名が集まり、北九州市議会で「到津遊園の存続に関する決議」が可決され、市が基本計画を策定し、2002年4月に到津の森公園として再出発したそうです。一番の特徴は市民ボランティアの力を借りている点、サポーターや友の会・基金制度等が仕組みとして機能していることです。
西鉄が経営していた当時は、様々な遊具を集めたため、中途半端な動物公園になっていたということですが、展示ゾーンを思い切ってシンプルにしたり、動物と触れ合いができるゾーンを作るなど、てこ入れの方法が、今では日本で最も有名になった旭山動物園(旭川市)と良く似ているように感じました。説明を聞くうち、園長が旭山動物園の小菅園長とずっと昔からの友人だと分かり納得しました。こちらの園長もなかなかユニークそうな方でした。2つの動物園をつないだイベントの開催も予定しているということです。入園者数は2005年で40万人弱で(旭山動物園は200万人を突破)、公園管理は指定管理者に委託していました。 |
●地域通貨オリオン

松本零士さんの銀河鉄道999のイラストがプリントされた地域通貨は、大学が多いという八幡西区折尾地区の特性を生かし、コミュニケーションツールとして2004年から動き出しています。2005年には内閣府から特区計画の認定を受け、規制緩和により6ヶ月以上の流通期間が可能な地域通貨を発行ができるようになったとのことです。地区内の若手商店主や大学生の参加する「堀川くるくる隊」と名付けられた河川の一斉清掃などのボランティア活動などにも活用されていると聞きました。流通の仕組みはなかなか複雑ですがこちらの図のようになっています。地域通貨を1000円分買うためには950円を出せばよく、商店はその代わり10%を負担するとのことで、それが発行経費に当てられていました。今後はバスのチケット購入などにも地域通貨が利用できるように交渉していく予定だそうです。地域の中で地域通貨がどんな風に活用できるか、具体的なストーリーとして提案していくことが出来るかどうかが、成功のポイントだと感じました。
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この日の2つの視察では、人々の活動や要望が具体化している点で興味が惹かれました。「到津の森公園」では、この動物園の名前を決めるときに、外部の人間には全く読めなくても、地域の人なら子どもでもが読める「到津」という漢字にしたと聞きました。最近ではひらがなの名称が多い中、逆にこういうネーミングの仕方も人々に愛着を持ってもらう一つの方法かと思いました。
北九州市の市民活動サポートセンターは比較的こじんまりした場所でしたが、地域通貨オリオンの説明を聞いて、1種類の地域通貨に普遍性を持たせると共に、色々な人のアイディアを吸収し、それまでに想像していなかった使い方に進化させていく実行力に感心しました。武蔵野市でもコミセンを中心に地域通貨の試みが始まっていますが、参考になるのではないかと思いました。
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