三宅英子の武蔵野市議会報告TOP   過去の議員日記
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7月31日 「第3回 まちづくり条例(仮称)検討委員会」を傍聴(7/28)
 過去2回の本検討委員会では、自分の都合が悪くて傍聴できなかったため、今回が初めての傍聴でした。商工会館の4階の市民会議室で開催されたのですが、傍聴者は10名足らずで「吉祥寺グランドデザイン委員会」に比べると、市民の間での認知度がまだまだの感がありました。
メンバーは公募委員3名を含め10名で、1名(村田委員)が欠席でした。

 「まちづくり条例」とは何か、制定を検討することになった経緯、委員の名簿などはこちらの武蔵野市の公式HPで説明されています。武蔵野市には現在「宅地開発等指導要綱」というものがありますが、それを発展させ条例化することで、マンション建設等の規制や指導を強化し、良好な生活環境を保障するというのが主な目的だと理解しています。過去にもお伝えした、吉祥寺東町の法政大学付属中学・高校の跡地に計画中の長谷工マンションについては、
この条例の制定が間に合いそうもないので、計画に対して歯止めを掛けるのは難しそうです。その代わりに、地域の方々が集まって、都市計画法で新たに認められることになった「地区計画」を進めているということです。こちらも注目すべき動きです。

 ところで「まちづくり条例」と紛らわしいものに「自治基本条例」というものがあります。「まちづくり基本条例」と呼ばれる場合もあってますます混同しやすいのですが、「自治基本条例」というのは自治体の憲法という位置づけです。つまり単に選挙での投票の時だけでなく、より積極的に住民に市政へ参加してもらうための理念や制度を明文化したものと受け止めてよいと思います。H13年に施行された北海道ニセコ町の「まちづくり基本条例」が全国最初と聞いています。武蔵野市には現在この条例もありませんが、昨年当選した邑上市長は条例制定には前向きなようです。

 三鷹市のまちづくり条例はH8年(1996年)に制定されH14年に改正されました。また同市の自治基本条例(PDF)は作成過程から話題になり、昨年成立し、今年4月から施行されています。この2つの条例に関して三鷹市は武蔵野市の一歩も二歩も先を進んでいます。ただいずれの条例でも条文の中で市民の権利だけでなく、義務(責務)が謳われていて、このことを疑問視したり、うっとうしいと感じる人もいるようです。(ブログ ホントに実在する変な法律>から)
  各地自治体の自治基本条例一覧

●過去の市内のマンション紛争の事例を資料として出せない理由とは?
 この日の委員会では、まず最初に行政側から資料説明があり、3種の資料が傍聴者には配布されず、委員へ配布された資料も終了後回収する旨の説明がありました。これまでの武蔵野市内のマンション紛争の具体事例の資料とのことですが、「個人情報保護法」のからみで、個別のマンションの情報を公表することはネガティブなイメージを流布することになるのを懸念しての対応だそうです。数名の委員から
「過去の具体例を検証することはまちづくり条例にとって重要なのに、なぜそれができないのか?」などと行政側の対応を疑問視する声がありましたが、曖昧な回答しかありませんでした。

 「個人情報保護法」施行後、プライバシーに対する過剰な反応がメディア等でもしばしば問題視されていますが、武蔵野市の最近の対応を見ても首を傾げることがよくあります。過去の市内のマンション紛争については、ほとんどが新聞記事になっています。また、居住者がHPを開設したり、資料を作成して市議にも配布するなど、情報を独自に発信したケースもありました。「まちづくり条例」を単にきれいごとの条例ではなく、本当にまちづくりに生かすためには、過去の事例を検証することが重要なはずです。マンション名をイニシャル化するなどの配慮は、場合によっては必要かも知れませんが、資料は当然配布すべきだと思いました。

●公募委員からの活発な意見
 3名の公募委員の内、2名の方からはポイントを押さえた具体的な意見が出され、会の進行が活性化されました。S委員はNPOの「市民まちづくり会議・むさしの」のメンバーで、まちづくり条例の内容について
「建設説明会開催の広報は近くの住民だけでなく、できるだけ広い範囲にやるべき」等の意見を述べました。Y委員からは「市民への情報提供を早い段階で行うべき」「これまでは説明会での市民の意見は聞き置くといった感じだったが、新たな条例では住民の意見を吸収する仕組みが必要」等の意見が出されました。委員長もこれらの意見を今後の重要な課題として捉えていました。

●市議会の答弁と同じような説明では困る。
 各委員から活発で明快な意見が多かった一方で、行政側の担当者の説明のわかりずらさが目立ちました。各担当者が説明した後、担当部長の一言の説明で、やっと何が言いいたいかがわかる場合もありました。過去何度か書きましたが、市民とコミュニケーションするためには、まずしゃべり方を職員の方々に勉強してほしいと感じました。「ハッチング」(図形中を網や斜線で塗りつぶすこと)などの横文字をやたら使うのもどうかと思いました。

●「市民まちづくり会議・むさしの」の存在感
 副委員長と公募委員の2名をこの委員会に送り込んでいるNPO法人は、これまでも斬新なチラシを配布したり、イベントの開催を行ったりしていますが、
委員会の終了間際に公募委員Sさんから「まちづくり条例を制定した他の自治体への視察のお知らせ」のチラシが配られました。9月には狛江市、10月には調布市のNPOや市民団体を訪れる企画のようです。市民の関心を広げるために今後もフィールドをドンドン広げて活動してもらいたいと思います。
【2006/07/31 02:26】 | 市内の動き・イベント | トラックバック(0) | page top↑
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