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6月13日の議会運営委員会(委員の構成はこちらから)に議員定数に関する陳情が4本(市議会の陳情のHPはこちら)出され、それぞれの陳述(委員会の場で提出者等が説明する機会を持てる)があり傍聴しました。同じような陳情はまとめて質疑されるケースが多いのですが、今回は議員各自に直接影響がある問題だからでしょうか、1本づつ「陳述→陳述への質問→陳情の質疑」が行われ、陳述の後にそれぞれに各委員から約15分程度の質問がありました。通常の質問時間より大分長かったので、こういう場に不慣れな陳述者にとっては長く感じた時間だったと思います。
なお、陳述と陳述者への質問は、きまりで休憩時間中の扱いとなり、記録にも残らないのは陳述者に対して失礼で、残念なことです。 ●議員定数削減派
●議員定数削減反対派
1)の陳述者は1名、2)は3名でしたが、陳情書の「削減することで議員が少数精鋭になり、質が高まる」などと書いてある部分について指摘されると「現状の議員の質が低いという意味ではない」「一般論で書いている」などとの回答で、遠慮もあるのでしょうが、陳述にあまり説得力がありませんでした。 3)4)の陳述者はそれぞれ1名でしたが、3)の陳述者が落ち着いていたのが印象に残りました。 午後から質疑に入り、共産のH委員から議会事務局に資料の請求がありました。その中に「今期の議員全員の一般質問・代表質問の回数」というのがありましたが、自民と民主・市民ネットの委員等から強硬に反対の意見が出てびっくりしました。自分達の質問回数が少ないことが明らかになることを恐れてでしょうか? 本会議での質問回数だけで議員活動ぶりを評価するのには無理があります。質問の質にもよりますし、本会議以外での活動もあります。しかし共産のH委員の主張のように「一般質問や代表質問は議員全員が誰でもができる権利であり、議員としての大きな役割の一つ」ですから、市民に対して現状の議員がどのような仕事ぶりかを示す目安になると考えます。自民にも毎回必ず一般質問をする長老議員もおられます。 以前、自分で議員全員の代表質問・一般質問等の回数の一覧表を作成したことがありますので、近く最新データに更新したいと思っています。 ●三鷹より多いのでは市民に納得されない 人口約17万1千人の三鷹市の市議会議員定数が28人で、同じく13万4千人の武蔵野市の定数が30人という現状は、市民の常識に反しているのは明白です。財政のスリム化という観点からも(議員一人当たりの報酬は約1千万円です。私の報酬内訳はこちら)定数を是正すべきでしょう。ただ、どうしてこんなことが許されているかと言うと、地方自治法91条で市町村議会の議員定数が細かく規定されているからです。人口10万以上20万未満の市(武蔵野市はこれに当てはまる)の場合、34人を超えてはいけないとなっていますから、この数字はクリアしているので、法律上はこれでも問題ないことになります。
●定数は何人が適当か・・・組織を持たない人も出られるように 市議会議員の選挙方式は大選挙区制です。選挙区の面積や有権者数とは関係なく、定数1の場合を小選挙区制(典型的なのは衆議院の選挙区選挙)と呼び、定数が複数の場合、特に5人を超えたあたりから大選挙区制と定義付けているようで、日本のように1名単記の大選挙区制度というのは世界的にも珍しいそうです。 それはともかく、定数が少ないほど、政党や強固な支持母体・組織をバックボーンに持つ候補者の方が当選し易くなるのは自明です。実際衆議院の選挙区では、自民党、民主党どちらかの公認候補以外は立候補さえ困難です(勝敗を度外視して立候補する共産党は別にして)。 大選挙区制の利点は、当選可能となる票数が少ないので、基礎的な支持組織が弱くても、お金があまりなくても、立候補し易くなることです。組織や政党には属していないが、現状の市政に疑問を持ち、立候補を思い立つとか、或いは人格・識見を見込まれて、少人数のグループから是非市議にと押し出されるというケースの場合、当選できることがあるのです。 定数を数人減らすと、直ちにそういったことが不可能になるということはありませんが、段々ハードルが高くなります。また一部の陳述者の意見のように、定数を減らせば少数精鋭となって議員の質が高まるとは到底思えません。やみくもに減らせばいいというわけではなく、適切な人数というものがあるはずです。 ●定数削減以外にもやることがある 議員報酬を5%下げて、職員給与もそうせざるを得なくなるような環境を作れというのが私の持論です。これ以上報酬を下げたら市議のなり手がいなくなるという人もいますが、実際贅沢をしなければまだまだ恵まれていて、そんなことはないと思います。こちらの全国市議会旬報(H17.10.15号)によると、全国的にも市議会議員の報酬を下げる努力が続いているようで、私の言うことは別に例外的ではありません。落選というリスクはありますが、それは仕方のないことで、不安定な身分と引き替えに沢山お金をもらいたいという人には議員になって欲しくありません。 |
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