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3月11日 東京都幹部のこんな公用車の使い方は許されない
今週夕方のテレビのニュースなどで、後藤雄一・都議会議員が調査し告発した都の公用車のおかしな使い方について、大きく報じられていました(新聞記事)。都の出納長がしばしば夜の飲食に公用車を使い、中には深夜に4時間も都の職員である運転手を待機させた上、女性同伴で店から出てきて同乗させ、自宅マンションまで送ってから帰宅するというケースまでありました。
 
 ところが石原都知事は先の記者会見で、このケースについて「都の幹部が政治家と意見交換するのは重要な仕事で、酒食の席であっても公務でないとは言えないこともある」という意味合いの発言をして、「公務だから何の問題もない」と開き直っている出納長を擁護していました。民間企業の交際費も大幅に減り、「社用族」という言葉も死語になりつつある時、13兆円以上の大赤字を抱え、あらゆる知恵を絞って無駄な支出を減らすことを考えるべき、東京都トップのこの発言には驚きました。時代感覚を疑ってしまいます。幹部が政治家と会うのが必要な時は、昼間広い都庁の会議室などを使えば済むことではないでしょうか。また後藤さんの言うように、60数台あるという都の公用車は廃止して、タクシーやハイヤーを効率的に使うようにするのは現実的な提案です。以前に書きましたが、実際にもそういう方向に移行している自治体も増えています。公務員である運転手の処遇は考慮する必要があるとしても、そのほかに不都合が生じるとも思えません。

 税金の不適切な疑いのある使い方を発見した場合、これまで後藤さんは監査請求をしてきましたが、殆どの場合門前払いされるので、次に裁判を起こします。裁判では、実質審理の前に相手がお金を返還して、終了してしまうことが多いそうです。「返せばいいんだろう」という無反省な態度とも受け取れます。裁判の中で事実を明かされるのを恐れているのかも知れません。

 私も時々アドバイスしてもらうこともある後藤さんですが、都議になってからも自分の生活は今までと変わらず簡素です。後藤さんの元には内部告発などが寄せられてきて、時には今回のように体を張って取材・調査をし、これまでに10億円以上の税金を返還させてきました。こんな後藤さんの仕事ぶりに敬意を表します。「興信所まがいのことは、都議のする仕事ではない」という批判も一部にあります。では日本一の高額報酬をもらっている他の東京都議は、これまで一体どんな仕事をやってくれたのでしょうか。
【2006/03/11 16:40】 | 税金の使い方 | トラックバック(0) | page top↑
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