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●昨年行われた、証人・参考人への質疑から 全てを網羅できないので、印象に残ったやり取りをピックアップします。 12/14の証人喚問で、質問のトップバッターだった渡辺具能議員(自民)は、質問時間の殆ど全てを自分の意見を述べるのに費やしてしまい、武部幹事長にまで批判される始末でした。この人は国会本会議中、携帯でゲームに熱中して「Mr.テトリス」と揶揄された前科もある、旧運輸省の元高官です。しかし私は敢えて書きますが、この人の質問は言われるほど悪くはなかったと思いました。2/4の日記で指摘しましたが(衛藤議員をやたらに持ち上げた)TVのキャスター達は自分で見て言っているのか、非常に疑問に思います。新聞もあてになりません。大部分の報道は、質問の中身も確認せず、尻馬に乗って批判しているように感じました。 渡辺議員はしゃべりは下手でしたが、姉歯の計算書偽造の手口を比較的分かり易く解説して、姉歯もこれに同意せざるを得ませんでした。また「姉歯を実行犯とする《悪意の輪》の中に、総研というコンサルタントや、ヒューザーをはじめとする建築主、イーホームズなどの民間検査機関がいたのかどうかがポイントである」という意味合いの発言を示しましたが、その認識は今でも正しくかつ重要です。 吉田六左エ門議員(自民)は一級建築士という触れ込みでしたが、質問には傾聴するような内容は殆どありませんでした。 民主の長安豊議員も同じく全然駄目でした。イーホームズの藤田社長が佐藤茂樹議員(公明)の質問に対し、既に報道されている偽装告発者の渡辺朋幸さんの発言内容と全く食い違う、自己弁護に終始する答弁をしたあと、佐藤議員が時間切れで降板したのを受けて、長安議員は質問を始めたのですが、まず同じことを同席している渡辺さんに質問して、藤田氏の答弁の矛盾をえぐり出すのかと思ったら、ありきたりの自分の主張をダラダラと述べるだけで、大いに失望しました。 望月義夫議員(自民)は、内河健証人に対し「あなた笑っている場合ではないでしょう」とか「最近急に離婚したそうですね」とか、大ヒットはありませんでしたが、チクリチクリとジャブのように痛いところを突き、少し聞かせました。 ●その他気になる発言 参考人として二度出席したイーホームズの藤田東吾社長は、何か英雄気取りの発言を繰り返していますが、とんでもない勘違いです。ヒューザー小嶋進などの圧力を跳ねのけて、国交省に告発したという点だけは評価してもよいでしょう。 建築には全くシロウトのこの社長は「偽装を見逃したのはイーホームズだけではない。他の民間機関も自治体も同じだ。我が社に多いのはたまたま申請が多かったからだ」などと言いますが、他者をあげつらっても、自社の検査がズサンだったことの言い訳にはなりません(姉歯も「イーホームズがもっとも検査が甘い」と証言していました)。また「検査機関は形式が整っているかどうか審査するだけでよい。法的にもそうなっている」という意味の事を言っています。(建築確認業務を民間にも開放するとき、当時の国会での質問や建設省役人の答弁がひどかったことは明らかになってきています赤旗'05/11/20 )。しかし、それでは何のための審査、検査でしょうか。確認審査済証が下りないことには工事に着工できない、という重みをどう理解しているのでしょうか。 塩川正十郎元財務大臣はテレビで「中間検査が人員不足でできていない。審査官を増やせ」と言いました。しかし中間検査は施工状況をチェックするもので、設計段階の構造偽装が見破れるはずはありません。仮に見つけたところで、それまで出来た何階分かの建物全部を解体せよと言うのでしょうか。 「突破者」の著者宮崎学氏は「スーパーゼネコンでは絶対こんなことは起こらない」と発言していましたが、数日後「鹿島」「大林組」でも偽装ビジネスホテルが見つかりました。宮崎氏の言うことも、スーパーゼネコンの仕事もアテにならないことが判りました。2社どちらもケースも、木村建設に丸投げしたとのことですが言い訳になりません。大手の看板が出ていて、その会社の制服を着た社員が出入りしていても、実際はその会社が工事しているのではないというのは施工の偽装です。 それから石原都知事がひたすら都の責任を否定し、マンション購入者の自己責任を強調するのは、豪邸に住み、豪華ヨットを持つような人には、普通の人の気持ちは実感できないからでしょうか。 小泉首相は今もこの問題では沈黙を保ち、積極的な発言は皆無です。首相お得意のワンフレーズでは、耐震偽装の問題は説明できないようです。ともかく、この人は国民生活を守ってくれず、頼りにならないということがハッキリしました。 |
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1/31〜2/2にかけて総務委員会の視察で富山と金沢に行ってきました。電子入札について2つのケースを見て、それなりに得るものがありました。視察の内容については後日報告します。 ●その他の議員 昨日の続きで1/17と1/19に耐震偽装について国会で質問した各議員についての感想を中心に述べます。 衛藤征士郎氏(自)は1/17質問に立ちました。この日自民は世論の批判を受けて、エース格を質問に立たせるという触れ込みでしたが、伊藤公介代議士が如何に小嶋との関わりが少ないかを述べようとしていただけという印象で、最低でした。質問後この日夕方と翌日、テレビに出ていました(TBSイブニング・ファイブ、TBS朝ズバッ!、日テレザ!情報ツウ)。番組の中で衛藤氏はヒューザーから伊藤氏への献金額は、自分の質問の中で述べた数字は間違いで、実際はもっと少なかったということだけを力説していました。三雲孝江、みのもんた、峰竜太の各キャスターは「自民のエース」と褒め上げ、番組出演者の誰も、質問の不甲斐なさに言及しなかったのには驚きました。 早川忠孝氏(自)は「耐震偽装問題ワーキングチーム」の座長だそうですが、小嶋氏証人喚問での質問は殆ど全て「姉歯による偽装を知った時期と場所、姉歯の説明内容、知ってどう対処する事にしたか、以上を簡潔に答えよ」というような3点セット、4点セットで訊くので、1点だけでも答えられない、答えたくない証人から新証言を引き出すことなど出来るはずがなく、証言拒否を誘ったとも言えます。「とにかく質問はした」というアリバイ作りのため登板したという感じでした。 1/19には自民の若手議員が4人質問しました。いずれも若手の弁護士や官僚出身者で、中でも稲田朋美という女性は右寄り言論界のアイドル的存在の弁護士のようです。 それぞれ経歴を思わせるそれなりの質問をしましたが、ヒューザーでの会議における小嶋発言と、その後の発言の矛盾などを関係者に確かめるということが中心で、それを知って自民党として、或いは議員個人として、何が言いたいのかは分かりませんでした。 公明党の高木陽介議員は「朝まで生テレビ」の常連で、元新聞記者だそうですが、声が大きく陳腐な持論を述べるだけで、いつも内容は殆どありません。 公明党ではむしろ佐藤茂樹議員の方が、何か苦しそうに声を出しますが、昨年の参考人質疑も含め余程聞いていて面白い時がありました。特に証言拒否を連発する小嶋証人に向かって、「あんた今日何しにここへ来たんですか」という問いかけは率直でよかったと思います。但し相手は口を開きませんでしたが。 長妻昭議員(民)は、各省庁や外郭団体の公金の使い方のあきれた実態の追及などで有名になりましたが、こういう場での質問は意外に鋭くありません。特に昨年11/29の参考人質疑では小嶋氏に開き直られてタジタジとの印象がありました。証人喚問でも目新しい事実は引き出せなかったと感じました。この人はじっくり調査するのが得意なタイプかも知れません。 同じく民主の三日月大造議員は、低音でいつもじっくり間を置き、論理的に問いつめて行くのでかなり聞かせますが、材料はあまり持っていないようで、新聞記事になるようなサプライズはありませんでした。 下条みつ議員(民)はワーストの一人です。父親は下条進一郎元厚生大臣(自民党)という名門の3代目ですが、1/19の質問は内容も態度もひどいものでした。キザなメガネはさておき、質問はある物件について「構造設計をした姉歯の指示さえも守っていない、設計者の現場監理がなっていない」というものでしたが、最大の責任は勝手に設計変更して施工したゼネコンにある筈で、設計者(この場合はスペースワン)を怒鳴り散らして一体何を追及したいのか、サッパリ分かりませんでした。「捜査当局が動いているということを言っておく」などという発言は、自分の力不足を表明しているようなものでした。スペースワンの井上社長の言うことの方がよほど正論で、態度も品が良く見えました。 ちなみにやり取りで出てきた中身についてですが、「構造図では貫通孔の位置を応力の少ない梁全長の4分の1あたりに記入しておくが、実際にはダクトや配管の位置がダブったりして、設計者の了解を得て変更することはよくある」と聞きました。柱のすぐそばに通すのは異例だそうですが、その場合でも断面が計算上大丈夫なら、鉄筋を補強して施工することもあるそうです。 共産党では次期委員長候補の一人、穀田恵二議員が何度も登場しました。時間が短いこともありますが、何か退屈でした。吉井英勝議員の方がツボを押さえた質問をしていたような印象でした。但し穀田議員は、証言拒否に対して、証人喚問本来の目的と意義を説いて、補佐人、委員長に詰め寄ったときは迫力がありました。これで流れをある程度戻すことができ、馬淵議員などの質問に証人は答えざるを得なくなったと思います。 国民新党の糸川正晃議員はどういう人かよくしりませんが、シロウトっぽく素朴に、小嶋証人に思いをぶつけて悪くなかったと思います。 さらに続きます。 |
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ブログの仕組みやメリットについては、 まだあまりよく分かってはいないのですが、とりあえず日記をこちらに移行してみました。
遅くなりましたが、1/22に予告しましたように、姉歯耐震偽装事件についての証人喚問、参考人質疑を見ての感想や、テレビでのコメンテーターなどの発言で記憶に残っていることなどを述べてみたいと思います。 ライブドア事件に続き、東横イン装備偽装事件、BSEズサン検査輸入問題、更には防衛施設庁官製談合など、次々に大きな問題が起こってやや注目度が薄れてきましたが、この問題はまだ全く何も解決していません。特に購入したマンションから追い立てられるように退去した方々には心休まる日々はないと思います。 自分のことは棚に上げて、人のことをあれこれ書くのは申し訳ない気もしますが、こういう大きな問題についてどう言っているかで、その人の考え方や能力、人間性まで見えてくるということもあると思います。 私は反自民で、民主にはやや好意的な心情をもっていますが、各政党とは全く繋がりがないので、何の遠慮もなく書けるのは強みかも知れません。 耐震偽装問題については、昨年11/29、12/7、12/14、今年に入って1/17、1/19に国土交通委員会で証人や参考人質疑があり、テレビ中継されました。やはりテレビが入った1/26の予算委員会でも質疑がありました。各日付の質問者と出席者はこちらです。 国会での証人・参考人質疑は生中継か録画で大体一通り見ました。見落として気になった部分は国会の衆議院TVのビデオライブラリーでも見ました(こちらは今でも見られます)。ニュースやワイドショーなども可能な範囲でチェックしました。 ●馬淵澄夫議員について 今や民主党のニューヒーローですが、そのことについて異論はありません。昨年11/29初めてこの人を見た時に、理詰めで質問が上手いと書きましたが、すっかり有名になった12/14の内河健「総研」所長に対するものは白眉だったと私も思います。短い質問を畳み掛けて事実を引き出すというのは質問の王道と言われますが、なかなか難しいものです。 ただこの人の場合、質問も巧みですが、何と言っても強力な情報提供者がいることが強みで、それをよく生かしています。マル秘情報をもらってもそれを上手く使えるとは限りません。かつて楢崎弥之助氏は「爆弾質問をする」と予告して質問しても、炸裂した記憶はありませんし、横路孝弘氏も社会党時代、マル秘情報を不用意に扱って「外務省機密漏洩事件」を発覚させてしまい、毎日新聞の西山記者が逮捕される羽目になりました。 馬淵議員の場合、内河健氏を追及したときのほか、四ヶ所猛氏の時もかなりのものでした。その他では完全燃焼とまでは行かなかったのは、持っている材料がイマイチだったからでしょうか。 ●林幹雄国土交通委員長 1/17の証人喚問でヒューザーの小嶋進証人は証言拒否を連発しました。これは林幹雄国土交通委員長の委員会指揮の拙劣さによるところが大きかったと思います。典型的な二世議員(父親は林大幹元環境庁長官)で、貫禄も迫力も威厳も風格も全くないので、小嶋と元新左翼といわれる弁護士にすっかりなめられてしまい 、何回か注意はするものの、すっかり彼等のペースでやられてしまいました。威厳がなかったのはこの日だけのことではありません。 ロッキード事件の時の荒船清十郎予算委員長はかなり気骨があったと記憶しています。当時国会がこれ程なめられたことはありませんでした。 長くなりそうなので続きは次回以降にします。 |
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